以下の様な症状ございませんか?
|
大きな故障となる前にメンテナンスが必要です。
プレートは長年使用することで汚れが付着し、性能が低下します。
プレート式熱交換器の圧損が上がり、性能が低下してきたらプレートの洗浄が必要です。
また、プレートをシールしているガスケットは合成ゴム素材の為、経年劣化が起こる為、定期的なガスケットの交換が必要です。
当社では汚れによる低下を防ぐため、定期的なメンテナンスをおススメしています。
そして、使用条件によりプレートの腐食や割れなどが生じた場合は、プレートを交換する事ができます。
プレートの主なトラブル
|
メンテナンス(リコンディショニング)の方法・手順
1.ガスケット剥離
液体窒素の入った槽にプレートを浸します。ゴムと金属の低温収縮率の違いにより、古いガスケットを簡単に取り除く事ができます。
2.薬液洗浄
70℃の温度に保存された洗浄用のアルカリと酸の槽にプレートを浸します。
3.ジェット洗浄
高圧水洗浄によって汚れを完全に落とします。
4.カラーチェック
プレートの腐食、クラック、変形などを熟練した専門家の目視により厳密に検査します。また、ご希望によりカラーチェック(浸透深傷試験)をおこない、目に見えない極小のピンホールの有無を調べます。
5.熱硬化炉
ガスケットを接着したプレートを締め付けた状態で150℃の炉に入れ、接着剤を硬化させます。これにより、万全の接着効果が得られます。(強固な接着剤でガスケットを接着する場合のみ)
6.圧力テスト
リコンディショニングされたプレートは、最後に「テスト用フレーム」に組み込んで圧力テストを行い、内部洩れ(※1)や、外部洩れ(※2)のない事を確認した後、お客様のもとに送られます。 「テスト用フレーム」は、さまざまなサイズ、種類のプレートに対応しています。
※1 熱交換器の中で循環している2液がピンホール、クラックなどにより混合してしまう。
※2 熱交換器の中で循環している液がガスケットの取り付けの不備などから外部へ漏れ出す。
※ テスト用フレームを持っておりますが、メーカーによっては、入手していないフレームも有る為、テスト用フレームの無いタイプでの圧力テストをご希望の場合は、実際にご使用のフレームにてテストを行う事となります。